Asian Interoperability Workshop 2011 in Kyoto
開催結果報告
  

2011年6月15日(水)〜17日(金)の3日間,京都リサーチパーク(株)・サイエンスホールにて,OPC対応製品の相互接続性を確認するInteroperability Workshopを開催しました。 日本での開催は今回で12回目となり、OPC協議会会員企業14社(視察1社を含む)が参加し、30製品が相互接続テストを行いました。



 
技術部会長 藤井 氏:且R武
 
 
  本年度幹事:
鰍スけびし/オムロン
 
 
 
テスト会場風景1   テスト会場風景2(OPC Analyzer テスト)



IOP2011 in Kyoto 実施スケジュール

日 程 時 刻 内 容
6/15(水) 12:30〜12:40  技術部会長挨拶
12:40〜13:30   運営説明/OPC Analyzer説明/テスト準備
13:30〜17:30  接続テスト / OPC Analyzerテスト
17:30〜17:45  状況確認(問題点等の意見収集)
6/16(木) 9:00〜11:30  接続テスト / OPC Analyzerテスト
11:30〜12:30  昼食(各自)
12:30〜17:30  接続テスト / OPC Analyzerテスト
17:30〜17:45  まとめ
18:00〜20:00  懇親会
6/17(金) 9:00〜11:30  接続テスト
11:30〜12:30  昼食(各自)
12:30〜14:30  チャレンジタイム・テスト
14:30〜16:30  UA-Wrapper/Proxy・テスト
16:30〜17:30  結果まとめ/報告/技術部会長挨拶

本WorkshopはOPC会員企業が参加して行うもので、各会員企業から約35名の技術者が集まり、3日間のテストを行って、 相互接続性だけではなく、自社製品の完成度向上や技術交流を行う場として活用いただいております。



結果報告

@相互接続試験


●参加数等

全14社30製品

<DA(DA3)サーバ×クライアント>

11×7製品(6×3製品)

<AEサーバ×クライアント>

6×2製品

<UAサーバ×クライアント>

2×2製品

●結果

<DA>総組み合わせ数76件に対し、97%の接続確認の結果となりました。
<DA3>総組み合わせ数12件に対し、100%の接続確認の結果となりました。
<AE>総組み合わせ数 9件に対し、100%の接続確認の結果となりました。
<UA>総組み合わせ数 3件に対し、100%の接続確認の結果となりました。

●NG概要

・OPCサーバが公開するItem IDにクライアント固有の禁則文字が含まれ実施不可
⇒クライアント側の不備であり改善が必要です。




AOPC Analyzerテスト(クライアント認証テスト)

相互接続テストと平行して、クライアント向けの認証テストツールである「OPC Analyzer Test Tool」を用いたテストも行ないました。今回は2社2製品が合格され、Self-Testedの認証を取得されました。詳細は本書末の「OPCクライアント認定テスト(2011 in Kyoto)結果報告」を参照下さい。



Bチャレンジタイム・テスト

昨年と同様、数多くのクライアント製品・サーバ製品が集まる「OPC Interoperability Workshop」の機会に、N対Nの接続確認や同時多点数アクセス確認を実施しました。


●参加数等

<DAサーバ×クライアント>

9×3製品

●結果

・9サーバ×3クライアントによる接続、及び、この高負荷状態でのアイテム読出しが正しく行えることが確認できました。
・ネットワークの切断後、再接続が行えないサーバ/クライアント組合せ見受けられました。また、サーバ再起動後、再接続が必要なクライアントがありました。
⇒問題の見つかった製品担当者様は、来年度のリベンジを目指し、改善をよろしくお願いします。


認証制度の違い(OPC ClassicとUA)について

・Self Testedは、DAなどClassic OPCのサーバ/クライアントに用意された認証です。サーバは、CTTに合格することにより、また、クライアントは、Analyzer Test(クライアント認証テスト)に合格することにより、認証を得ることが出来ます。
・UAに関してはテストラボによるCertifiedの認証のみが用意されています。UA用のCTT(Compliance Test Tool)は用意されていますが、合格してもSelf Testedは名乗れませんので注意が必要です。



参加者からのコメント

Interoperability Workshopについて
・他社の製品と接続する機会はないのでOPC IOPは大変重要だと思います。
・技術交流の場として有益全体的に非常に良かった。
・初参加でしたが大変勉強になりました。今後も継続して参加したいと考えています。宜しくお願い致します。
・最終日の作業が多くチャレンジタイム、UA WRAPPERの時間が短く感じた。もう少しスケジュールに余裕が欲しいと思いました。
・幹事様大変おつかれ様でした。居住性もよく大変快適でした。ありがとうございました。沢山の会社さんが来られるので、ぜひ各社の制御装置のプレゼンみたいなものがあるとうれしいです。意外に他社様の製品をさわらせてもらえるチャンスはないので…。
・FAへの展開を。OPC認証機関を設立して欲しい。
・開催期間中にPLCopenやFDTなどの技術セミナーを企画してほしい
・品質向上に役に立つ。
・今回は全ての組み合せのテストが完了しなかったのが残念でした。初参加者の方への事前準備のフォローなどが課題かもしれません。
・今回初めて出席させていただき、非常にテスト環境やQ&A等のバックアップがしっかりしている事を感じました。次回からテストに参加できるよう頑張りたいと思います(今回は見学のみ)。
・個人的に初参加で緊張しましたが、目的は達成できてよかったです。
・2回目の参加ですが、久しぶりであったため、少し出遅れましたが、何とか実施できてよかった。いろんな会社が集まっていますが、アットホームな雰囲気で、進行しやすかった。
・接続時に証明書の説明があると助かる。
・OPC UAサーバについて、準備段取り不足。
・IOP WEB APPのテスト項目をプロファイルの項目と合わせて欲しい。
・IOP WEB APPのテスト項目とCTTのテスト項目の対応が不明確で選択に悩みました。
OPC Analyzerによる認証テストについて
・ていねいに実施頂き勉強になりました。ありがとうございました。
・細かくテストしていただき、非常に説明もわかり易かったです。
・Analyzerテスト実施させて頂き、大変有益でした。ありがとうございました。出来れば(セルフテスト扱いであることは承知ですが)テスト結果をもらえるとうれしいです。
・OPCアプリの動作を確認するうえでとても役にたった。


次回Asian Interoperability Workshop 開催にむけて

相互接続確認の場はOPC製品の品質向上と普及に必要不可欠なものとなっております。来年はさらに内容を充実させ、東京にて実施予定です。今後とも積極的な参加をよろしくお願いいたします。

−以上−


 

OPCクライアント認定テスト(2011 in Kyoto) 結果報告
 

2011年 6月15日(水)〜17日(金) の3日間、Asian OPC Interoperability Workshop in KyotoにおいてOPCクライアント認定テストを実施しました。


■参加企業およびテスト製品数
    2社2製品

■結果

  クライアント製品の結果は次の通りでした。

        製品数         率(%)
        OK(Warning含)*1             2         100
        Failure             0         0

■Failureの詳細内容

今回の認証テストにおいて、初回のテストではFailureであったが、修正後の再テストでOKとなった項目がありましたので、その初回テスト時のFailureの内容について報告します。
 ・  IOPCServer::AddGroupのテストケース 5.2.1.8 (hresultがOPC_S_UNSUPPORTEDRATE)で、ユーザへ指定した更新周期でグループを登録できなかった旨の通知なし。
 ・  IOPCSyncIO::Writeのテストケース 5.12.2.3-1(hrMastererrorがS_FALSE、pErrors がOPC_E_UNKNOWNITEMID)で、ユーザへのエラー通知なし。

■まとめ

  今回の認証テストでは、OPC-Jのテスト仕様書をベースにOPC-Fのテスト仕様書を用いてテストを行いました。認証の判断基準としてOPC-Fのテスト仕様書に準ずる形でテストを実施しました。結果としては、クライアントが異常終了するような致命的な問題はありませんでしたが、エラーを正しくハンドリングできていないケースが多少見受けられました。製造現場では、サーバが監視するデバイスが異常状態に陥った場合、エラーや、品質フラグの異常は容易に発生するため、クライアント製品がそれらを適切に判断し、必要に応じてユーザへ通知することは、相互運用の観点から非常に重要となります。従って、クライアント製品については、今一度、振る舞いの妥当性(仕様で規定されている期待通りの動作であるか?)を確認する事をお勧めします。これを確認するためには、OPC Analyzer(*1)が非常に有効です。*1:OPC-Fのダウンロードサイトから取得できます(会員のみ)。
  最後に、IOPにおけるクライアントテストは、製品の優劣を付けることが目的ではありません。製造現場で起こりえる事象を再現し、その事象に対し、製品が正しく振舞えるように、必要に応じて改善を呼びかけることを目的とします。これにより、更なる相互運用性の向上を目指します。今後も、クライアントテストへの積極的な参加をお待ちしております。

−以上−